貸切バスの車両や用途について

(1)貸切バスの用途

貸切バスは、社員旅行や自治体などの観光や旅行時に貸し切って運行することができる車両で、幼稚園や学校行事でも利用されています。

また、乗り継ぎがなくて大きな荷物も運ぶことができますので、団体で行われるクラブ活動やサークル活動の合宿や遠征で利用することが可能です。

車内は、冷暖房が完備されていたりマイク放送やテレビ、DVDなどの映像装置が完備されていますので、映像を楽しみながら長時間での移動でも快適に過ごせる特徴があります。

貸切バスは、車内が貸し切られており会議室のように使えますので、会社の新人研修や社員研修でも利用されています。

車両によっては、トイレやカラオケ、冷蔵庫、湯沸かし器なども装備されていたり、座席に充電用のコンセントやUSBポートが設置されている場合もあります。

車両の足まわりや座席が豪華に作られており、座席はゆったりと疲労が軽減されるような形状になっています。貸切バス名古屋

(2)伝統的な豪華な内装を重視しているバスも

バスの車体は、乗降口が一箇所で座席が進行方向へ向いているものが多く、車椅子などを収めるために中間部や後部に別の出入り口やリフトを備えている車両もあるのが特徴です。

最近の観光バスは、豪華な装飾にこだわっておらずコストや実用性が優先される傾向にありますが、伝統的な豪華な内装を重視しているバスも利用されています。

貸切バスには、車体幅が2.5mで全長11mから12mの40人から60人乗りの大型のものや全長を9mに短縮された中型車、全長が7mのマイクロバスとして設計された小型の車種があります。

このように、貸切バスは、日数や時間、距離などに応じて依頼に応じた行程で運行されるバスで、中型車以下の場合は運転士1名で運用しています。

(3)運転士は二種運転免許を所持

貸し切りの場合は、団体によっては運転手のみでバスガイドは乗車していない場合もありますが、運転士は二種運転免許を所持しており道路状況の判断や渋滞を回避できる高度な運転技術が必要です。

貸切バスで高速道路を走行する場合は、1日あたりの運転手の乗務距離の上限は670kmと定められており、670kmをこえて運行する際には、別の運転手を用意することが義務付けられています。

貸し切りの際には、停留所がありませんので乗り降りは路線バスと比較して少なく、乗客が団体ですからトラブルの発生は少ない傾向にあります。

運賃は、時間や距離に応じて運賃の上限や下限が定められているのが特徴で、バス会社によって運賃に差が無いのが特徴です。

最終更新日 2025年5月24日 by emilyk